結婚を期に形だけでもと入った府民共済のおかげで凌げました。
2000年の結婚を期に何があるか分からないので形だけ、掛け捨てでもいいからと2人で入った府民共済がその後の妊娠時に大活躍しました。当時はまだ2人だけの生活でしたし、共働きだった為にそんなに大きい金額の補償は必要ないと判断し2000円程の生命保険に決めました。
2002年の2月頃妊娠がわかり仕事をしつつ順調に検診に通っていたのですが6ヶ月をむかえる頃、切迫早産と診断され近所の個人の産婦人科へ入院し子宮口を縛る手術を行う予定になりました。しかし、お腹の張りが納まらずなかなか手術出来ないまま経過を観ながら入院を続けました。その後、個人病院では無理と判断されNICUの備えのある総合病へ紹介され転院ししました。
そうこうしているうちに切迫早産から切迫流産の時期を迎え、このままではいずれにしても早産になるので手術中に産まれてもまあ助かるだろうという時期に差し掛かったところで手術を試みました。
手術のおかげで8ヶ月の終わりまで持ちこたえましたがとても退院できる状態ではなく、そのまま入院を続け早産で出産したので結局入院期間は2ヶ月半に及びました。
最初は正直お金の心配を沢山しました。勿論、一番安い8人部屋に入り費用は1日で6000円程度でしたが1週間ごとに様子を見ながら入院が長引くごとに20代前半とまだ若く、経験も知識も持ち合わせていなかったこともありどうしようかと悩みました。
そんな時、大部屋の有難いのは生命保険や傷病手当、高額医療制度などに詳しい人がいてこちらの疑問に分かり易くこたえてもらえた事です。働いているのなら傷病手当の申請をしたらよいとか、生命保険を受けるにあたり所定の診断書が必要だ、高額医療を申請するなら赤ちゃんの分も合算出来るので書類は全てまとめておくといいよなど具体的なアドバイスをもらえて本当に助かりました。
健康保険を使ったものの支払いは総額90万を超え一時的に貯金で支払いましたが、後日申請した府民共済でほぼ賄え高額医療制度も利用したので最終的にはマイナスにはならずに済みました。
ですがやはり今後の事を考え退院後に保険の金額を見直し入院保障の手厚いタイプに変更しました。
入院するまでお金のことをここまで心配した事は無かったのですが、動けなくなると心配も増すという事を知りました。院内にあるサービスでも移動が出来ないと無いに等しいサービスとなります。病院内でベットから移動できない入院患者がお金について相談できるサービスがあると有難いのになと感じました。